田植えから約40日が過ぎ、稲は40cmくらいまで成長しました。
当店契約農家の荒井さんは、昨日から「田んぼの溝切り」という作業をやっています。
溝切りは「溝切り機」という自転車に似た機械を使って行います。
機械の前方にはエンジンがついており、その動力を利用し田んぼの中を進みながら、後方の溝切り板で形をつけていきます。
水をたっぷりと含んだやわらかい土なのに、荒井さんは田んぼの中を歩くようにすいすいと溝を掘っていき、気がつけばあっという間に遠くの方へ。
コツを聞いてみると「足で進むんじゃなくて機械の動力を利用して進むから、足は踏み込まずに軽く支える程度で横にこけないようにするんだ。」との事。
エンジンで進むとはいえ、広い田んぼ一面に溝を掘るのですからかなりの重労働です。
この溝は稲作にとっては非常に大切で、溝があることで田んぼの水を抜きたいときは効率よく排水口に流し、反対に水を入れる際は早く全体に行き渡らせることができます。
稲は水を上手に利用して栽培する作物で、良い米を作るには水の管理が重要なんだと感じました。